今年もありがとうございました



今年もありがとうございました!
今年も仕事中色々な発見がありました。

最後の12月、工具の改良で思わぬ発見があり、来年の調律もものすごく楽しみになっています。オリジナルはドイツですが、ドイツをコピーした日本をコピーした中国、まさかこの組み合わせが黄金比率になるとは、、10年くらい前に亡くなられた他県の有名な調律師が使っていた形見の一本をお借りして測定して改造しました。

同業者の方しかわからないマニアックな話題で締めます。ヒントになればと、、、

メインにはならないかもしれませんが、究極の1本に仕上がりました。ドイツ製オリジナルから数センチ短くして、太さも数ミリ削って握り心地を変え、ヘッドは角度も10度と5度の中間くらい、チップはY2コピーモデル。以上がヒントです。

サウンドは派手にならない純粋な響きです。古いチューニングピンにトルクが少ないルーズピンになりかけのピアノでも本領発揮しました。比較的平凡な方式の調律操作法にもバッチリハマります。タッチの強い方や、調律であまり色をつけて欲しくない、色は演奏で自分でつけるという方には向いているのではないでしょうか?


キラキラした派手なサウンドを希望されている方には向いていないと思うので、その時は倍音が増えてキラキラサウンドになる違う1本と調律操作法などで使いわけをいたします。

元々改良する前は、落ち着いた派手にならない、温かみのある無色透明に近いサウンドを希望されている方に使ってきました。しかし、落ち着きすぎるという声もありました。改良後はもっと幅広く使えるんじゃないかと期待しています。

サボり気味のブログに来ていただき、今年もありがとうございました!


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