もっとベテランの人が来るのかと思ってました!


調律師になりたての頃、お伺いしたお客様に「もっとベテランの方が来られるのかと思っていたら、随分お若いのですね❤️」というようなフレーズを何度も何度も言われたことがあります。これにはいろんな意味があると思いますが、「あなた若いけどちゃんと仕事出来るの?」だったり「大事なピアノを触らせるんだからもっとベテランの人の方が安心だわ」だったりと、嫌味なのか、それともそのまま受け取って良いのかわかりませんでしたが、とにかくそのようなフレーズをたくさん言われてきました。

いつかは、「もっと若い人が来るのかと思っていたらベテランの人で安心しました」なんて言われる日が来るのかな?と思っていましたが、そんな日は一向に来そうにありません。そんな時、つい先日「もっとベテランの方が来られるのかと思っていたら、随分お若いのですね❤️」と言われてしまいました!これは、10年、いや、20年ぶりかもしれない。喜んでいいのか?ショックを受けるべきなのか?自分の気持ちが大変混乱しておりました。

このお客様はきっと相当視力が悪いのだと思うことにして自己解決しておりましたが、お客様には失礼な話です。こう見えても私、調律師歴30年のバリバリのベテランなんですが、つくづく貫禄ないんだなぁ!とちょっとショックの方が大きいおっさん調律師の今日この頃です。

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