弾いて楽しい音

※これはお仕事ブログで、完全匿名の趣味ブログではありません。大切なお客様にも見ていただいています。今回の表現で、誤解を招く恐れがありましたので記事の部分のみ訂正させていただきました。

新規のお客様。大人のご趣味で弾かれます。音、タッチに対してのこだわりがある場合は、最初にじっくりとお話を聴かせていただくことから始めます。音の好みなどは言葉では伝わらない事も多いので、お話しをしながら音をイメージして少しずつ実践して確認していきます。



ピアノという楽器は、「調律」「整調」「整音」この3つが揃ってはじめて美しい音色を奏でます。前回、2ヶ月程前に「整調」(主に弾き心地に関する調整のこと)に特に時間をかけている状態でしたので、今回は「調律」「整音」に時間をかける事にしました。一般的に「調律」は音の高さを整えるだけだと思われがちですが、実際にはやり方次第でタッチ感までまるっきり変わってしまいます。



弦を叩くハンマーの先端部分に針を刺すことによって、音色を固くしたり柔らかくしたり、また、音を閉じたり、音に広がり感をもたらしたりします。これを「整音」と言います。



全体にモコ気味でしたが、目指したのは、立ち上がりが速く、音に芯があり、明るくて伸びる音です。今回の目的は達成出来たと思いますが、次回は、今後弾き込んで変化した部分や、気になる部分を調整していこうと思います。ありがとうございました!

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