ピアノの背の高さ



アップライトピアノの高さは主に130センチクラス、125センチクラス、120センチクラス、そして今は110センチクラスがコンパクトでよく売れています。値段がどんどん上がっていることもあってより背の低い方向性に変わって来ている様です。

設計上、背の高いピアノの方が、弾き心地や、音色も優れている(基本的に)ということになり、お値段も高くなります。110センチクラスはインテリア重視なのでダメだという考え方も強く残っていて、始めから敬遠されたり、悪口を言ったりする楽器店も実在する様ですが、店内のすべてのピアノを弾いてみて、あるいは、いろんなピアノ店を回ってみて、それでもこの110センチクラスのピアノが一番グランドピアノに近いタッチで気に入って購入しました。という方も実際にいらっしゃいます。

この日は、マンションに置くと言う都合上グランドピアノを手放されて、この110センチクラスのピアノを購入された方のお宅にお伺いしました。お部屋の広さにマッチしていて非常にバランスのいい響きをしており、正直感心しました。

インテリアとタッチ感、そして音色のバランスの良さで大変気に入られています。今は住宅事情が変わって来ていますので、いくら背が高いピアノがいいのは分かっていても、逆にお部屋にマッチせず、ギャンギャンとやかましい響きになってしまうこともありますから、置き場所の広さや、音響、ピアノの特徴も考慮することはとても大事なことだと思います。

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