WHY?



なぜもっと早い段階で使わなかったのかな?とも思います。あまりに速く仕上がってしまうから?腕が良くなったと勘違いしてしまいそうだから?みんなが使っているから?軽量タイプの方が音がいいと言われているから?単にあまのじゃくだから
・・・

これからピアノが売れる季節です。競争も激しく忙しくもなります。スピードが勝負になりますので、しばらくはそちらの方の腕を磨きます。それには、そのための理論とテクニックも必要です。調律に時間がかかっても「時間かけて丁寧に観てもらいました!!」と喜ばれたりもするわけですが、実は単に要領が悪く、読みの経験不足で効率が悪いだけという場合もあるからです。(体験済み?若い頃は特にそうかも・・)

スピードが速いという事は雑い仕上げにつながりやすいわけですが、そうならない為のコツがあるわけです。これは究極の技だと思います。人気のある調律師はスピードも信じられないくらい速い場合も多いのです。これも技術のひとつでしょう。スピードというのは大きな武器になります。

調律、整調、整音といった調整に与えられた時間は限られています。極端な話、調律の時間が半分ですめば、その分他の調整をじっくりとすることが出来るというわけです。早く仕上げる為には、はじめに今のピアノの状態を完全に頭に叩き込む事が大事です。できるだけ無駄な動きをなくして、考えられる最適な道具を使い、技を屈指して、常に頭の中で狂い幅や仕上がりを計算し、可能な限りミスをなくす。音の形(音色)をイメージして体の力を抜くといった神業が必要になってきます・・。


こんな事書いてますけど実は今、風邪ひいてしまい、熱があり頭がボーッとしています。これからつかの間の休息を取ります^^

コメント