APOLLO2


東洋ピアノ製

こちらは現行機種です。新品だと定価は約90万円。ほとんど新品の状態です。せっかくのSSS機能なのですが、ハンマーが全体に右によっている状態できちんと弦に当たっていなかったので全部の間隔調整とファイリングをしました。

整調、整音と時間をかけた調律でキラキラと輝き出しました。コントロールはかなりしやすくなったと思います。ハンマーはレンナー製で総アグラフ、そしてグランドピアノと同じ機能のSSS機能付き。響板もルーマニアスプルースが使われています。

今の時代、この松山でアポロのほぼ新品を調律するとは思いませんでした。(20年ほど前はよく新品を調律していた)懐かしいです。

昔とは自分の道具も調律のやり方も全く違うので、自分でも新鮮で、みるみる音とタッチも変わるしで、時間はかかりましたが、すごく楽しめました。


なかなかインパクトのあるチェリー色と奇麗な外装



グランドピアノと同じく弦が(アクションと鍵盤ごと)右に移動して音色を変えることが出来るメーカー独自のSSS機構を採用。こちらはペダルを踏んでいない普通の状態



ソフトペダルを踏んだ状態の写真


上の写真と比べると、ソフトペダルを踏んだ状態の下の写真では
弦を一本叩かない状態プラス柔らかい部分で弦を叩くことになり音色ががらりと変わります。グランドピアノ独自の構造なのですが、これをアップライトで採用しています。


コメント

  1. あおみどり2011年3月5日 22:18

    こんばんは(^^)ソフトペダルがちゃんとソフトになるアップライト!よいですね。グランドで作曲された曲を弾くのにちょうほうしそうです。

    しかし、下の記事の、濃いめの赤色系の木の色に猫足のアップライトも素敵でした!!

    よく知らなかったけれど、アポロってけっこう高いのですね。ベビーグランドとあまり大差ない感じですね。(とはいえ数十万の差は庶民には大きいですが)

    うちにあるヤマハのアップライトはあれです。すごく古くて、真ん中が、ペッコンとスライドさせることで弱音になるやつです。この機能は、アップ独自のものなのでしょうか???気になります。

    昔はよく真ん中の弱音ペダル(?)を入れっぱなしのこもった音で、夜は練習していました。今はデジピ一辺倒ですが!やっぱり普通のピアノ触りたいですね。

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  2. あおみどり さん

    アイデアは凄くいいですよね!確かに音色を色々かえられます。猫脚というより撮り方に問題があったのか馬脚に見えてしまいます(笑)

    そうですね、今はもうどのメーカーもどんどん新品は高くなっていますね。真ん中の弱音ペダルはもともとアップライトの機能ですが、グランドにもレバー式の弱音装置はついているのがありますよ!

    フェルトを弦とハンマーの間に挟んで音を小さくするという原始的なものですから、せっかくのピアノの音がおかしな響き(特にダンパーペダル使ったとき)になってしまうので、やっぱり生でがんがん弾きたいですよね^^

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