光と陰



久し振りの投稿です。

調律中に太陽が照って来て撮影するにはピアノをいい感じにしてくれました。でもこれ、ピアノにとってはよろしくありません。

鋼鉄製のピアノの弦に日が当たるという事は温度が上がりますので、その時点では、そこの部分だけピッチが下がることになり、その状態で調律をすれば、調律が終わって普通の状態に戻った時、逆に音程が上がってしまうということになってしまいます。

ややこしいですか?考え方としては、季節の温度変化、エアコン、暖房機具も同じ事です。プラスして、湿気による木部の膨張による変化(ピッチ、その他も含めて)なども考慮しないといけません。

とにかく、調律中の温度差というのは厄介なもので、計算していないともう一度やり直さないといけない事も出てきます。カーテンを閉めて対処しましたが、ピアノの外装にとっても紫外線は色があせたり、ひび割れたりと、寿命を短くするものなのです。

コメント

  1. あおみどり2010年11月28日 8:41

    おはようございます(^。^)

    この写真のような状態のピアノ、弾いてみたい・・・弾き方が変わってきそうな感じですね。

    太陽とピアノ・・・似て非なるもの!?ちょっと違いますね。

    ピアノは確かに紫外線には弱そうです。白い鍵盤が変質しそう。。。

    しかし、この写真のような、ヌーディーなピアノだと今度は根本的な部分に紫外線が当たるわけですね。

    もしかしてピアノが黒いのは、光シャットアウト効果もあるのでしょうか・・・でも外国のピアノは茶色が多いし、違いそうですね。

    技術の進歩で、青空ピアノが生まれたら、外で弾いてみたいなぁ、と思ったことがあります。どうしてもピアノって室内になっちゃうので。けれど、調整や調律の視点からすると、外にあるピアノをやろうと思ったら、砂対策とか、虫対策とか、いろいろ厄介なことになりそうですね(^。^;

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  2. あおみどりさん

    なぜかスパムメール扱いになっておりましたよ^^;
    先ほど解除いたしました〜〜!!

    このようなヌーディーな状態ですと、全く音が変わって聴こえますね^^こっちの方が本当は自然なのですが、ホコリやゴミや虫が入りまくってしまって大変なことになってしまいますね。でも調律するには必ずこのような状態にしないといけない訳ですが、外装を元に戻したらイマイチなピアノもあります。

    黒い色はステージ上で目立たなくするためという説がありますが、アップライトは日本以外は木目が多いですね、、、本当なら赤とか青とかのカラフルな個性的なものがあってもいいのですが、強烈すぎて売れないんでしょう、、、^^;

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  3. >スパム
    そうなんです。私もそれで今苦労しております。Google Bloggerのヘルプで検索しても、同じような悩み相談している人がいましたよ!!全国的にバグっているようです。。。

    >黒い色
    なるほど~。ピアノがまだステージの縁の下にいたころの話ですね。スタインウェイが、かなり派手目の家具調ピアノお作ってますけど
    http://www.steinway.co.jp/gallery/index.html
    持ってる人は気が散ってしまうかもしれないですよね。

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  4. あおみどりさん

    そうですか、、、
    スパム問題は全国的にバグってるんですか、、、

    あのピアノは凄いですよね・・あれはいったいどんな人とどんな家が似合うんでしょうか??^^

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