ザウターピアノの調律

歴史あるドイツ製のピアノザウターピアノのアップライトの調律でした。購入された理由は、売り場にあるすべてのピアノを弾いて見た上の即決!スタインウェイよりも全然音もタッチも好みとの事。吸い付くようなタッチと水玉のようにきらきらと輝く音色とで、まさに「ビビビッ」ときたそうです。150万は軽くこえますが、大きさの割にとても豊かに響き、安いと感じます。

実は試弾されたピアノは私が調律したばかりだったので、自分の思いと完全一致していたので嬉しかった。以前売れる調律がどうのこうのと、このブログ(6月)で豪語していましたが、またしても実証されました〜 (^^) 調律後「ああ、これすぐ売れる」と直感したものです。調律師の想いも伝わるのです。

ペトロフも、ある事をすれば全く別のピアノになりますが、このザウターもさすが本場のドイツ製。いかにもドイツらしい音がします。R2アクションではないのですが、レスポンスは抜群でした。このメーカーもタブー事がいくつかあって、我々技術者はきちんと守らないと大変なことになります、しっかりと守り、ふさわしい調律法をすれば、異次元のピアノに変身する。これ本当!好きな人にはたまらない音とタッチだと思います。

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