最初にお断りしておきますが、エアコンをつけたらいけないのではありません。つけた方が良い場合の方が多いです。調律している途中で温度が変わると、弦や部品の伸縮で即座に音程が狂い、もう一度やり直さないといけない場所が出てきて困るのです。2度以上調律の途中に温度が変わると場所によっては結構狂いが目立ちます。普段の生活や練習時などにエアコンをつけているのならつけた方が良いですし、冬と夏の温度差の事も考えたら、30度以上とか10度以下とかの出来るだけ極端な温度は避けた方が音は安定はします。(18〜25度くらいまでがいい)つまり、調律実施前にすでにピアノの置いてある部屋がその快適な温度になっているのが、ピアノのためにも調律師にも優しくて良いのですが(笑)なかなかこの事は言いにくいことですし、調律師によって、微妙に違うと思われるこのような悩みは、ご存じない方も多いと思います。ちなみに湿度変化の場合は温度変化ほど即効性はありません。
夕方は、ヤマハNo.U1。扇風機なしの環境なので、汗をぽたぽたピアノに垂らしながらの調律なので、現場見たら、きっと「ゲ〜ッ」です。気温は34度で調律していました。あと、2オクターブ残したところで奥様が来られ「暑いですね〜!エアコンつけます!」と来られましたが、「そんなに暑くないのでいいですよ!」と言ってしまった(苦笑)今からつけてしまうと、いやな狂い方をしそうだったので、我慢して実施しました。こうなると後は体力勝負ですが、ピアノの安定を選択しました。体力に自信がない時や、調律する前の時点や、残りあと少しの時はつけてもいいのですが、中途半端なタイミングのときは、困りますね、、、
皆様、よろしくお願いいたします(^^;)
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