カワイC-113Nの調律


このC-113Nという113センチの高さのカワイ製のピアノですが

奥さんが趣味で弾かれます。衝動買いで昨年購入されました。(衝動買いってすごい)

1年経ちましたが、新しい調律法で実施すると音はもちろんですが、タッチが笑ってしまうくらいよくなりました。

工場からの出荷段階ではそこまで出来ていないということですね。ただ調律した(音を合わせた)というだけ。

音も今回でかなり安定させることも出来ました。
音が結構奥さんも良くなってきたと満足されていました。

このピアノは新品でも50万円を切ります。

知ってる先生でこれをダメ出しされた方がいます。

50万円もお金出すなら中古でもいいから「もう少し背の高いピアノを買ってください」というわけです。たしかに10年、20年落ちの中古を買った方がいいという見方もあります。

実は、去年、同じピアノの別のオーナーさん方で調律終了後、「なんか弾いてください」と言われて、いつもは断る所、たまたま良く練習してたので、調子に乗ってちょっと弾いたんですがボロボロで弾けなかった(泣)プチトラウマ状態になってしまったいわく付きのピアノなのです。

練習はグランドでばかりしていたのでこれではいけないと、それからは、グランド以外にもアップライトと電子ピアノでも練習するようになりました。結果的には演奏の幅が広がったので、感謝しなければなりません。

今回ポロッと弾きましたが、問題なく弾けました。対応能力、演奏力が上がったんでしょうか?まさか・・・。良く弾かれるそうですし、1年でピアノの状態が変化したのもあるでしょう。電子ピアノと比べれば、全く比較にならないほどいいタッチです。音も好きな人にはたまらない音色みたいです。自分の中では評価が上がりました。

高級ピアノだけではなく、初心者向けと言われるピアノであっても、調律師の責任はとても重要で重いし、ピアノの将来も、良くも悪くも決めてしまうのではないかと実感させられました!子供さんが弾いて楽しくなるのもそうでないのも調律師も責任を担っています。


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