ピアノがすぐ売れる調律?



西条、今治と納調が2台続きました。
納調とは納入調律の略で、ピアノを購入いただき、お客様のお宅に納品した後に行う無料調律のことを言います。

「売れる調律をしてくださいね!」営業マンに言われることがあります。「売れる接客をしてよ!」と言いたくなる時もありましたが、売れる調律はたしかにあるみたい。今日の2台はすぐに買っていただくために、特別な調律、調整をした2台です。

このU3Gは40年近く前の製造だし、地味な音ですが、ちょっとでも弾けば、良さがわかるだろうと思っていました。値段も安かったですが、思った通りにすぐ購入されました!!まだまだ十分使える。ていうか下手な新品よりいいんじゃないかと思えるほど、弾き手に訴えてくるものがあるし、金額に見合った商品としての価値は十分にあります。

調律したら、売れるピアノはなぜかわかります。「ああ、これすぐ売れる」と・・・。(売れないピアノとは何か次元が違うわけです)

簡単に言うと数多くあるピアノの中で、ポロッと弾いただけで「おお、これいい!」となれば、欲しい場合は思わず買ってしまいます。正確には、買わずにいられません。圧倒的に「いい」「ビビビッ」とくるんですから、料金が問題なければ即ご購入です。お店側もまさかと思ってる節があると思いますが、嘘ではありません。

今回もちょっとした実験をしてみたのですが、(遊ぶなって?^^; )料金は関係ない部分もある。超高級ピアノほど即決なのです。

それだけ、お客様はわかっているということです。
「おおおっ!!!」ってなれば、売り手がよっぽど気に入らない人でなければ買います。全部のピアノ(商品)で実施出来たらお店の評判も上がるってことですよね。

でも、接客術のまずさを若手調律師のせいなどにしては駄目ですよ〜。両方とも大切です。

コメント