オリジナルピアノ椅子レポート9 2009.6.27

そろそろ椅子の話題をやめようと思っていましたが、思わぬ方々からレポートの反響があったりしたので、今日もこの話題です。

自分は腰痛持ちでした。腰はかなりデリケート。

調律師という職業柄、長時間の車の運転は当たり前のことなので、昔は毎日のように腰痛に悩まされていました。とにかく、車のシートとの相性の問題が一番大きくて、日産車、マツダ車、トヨタ車、と乗ってきて、とりわけ80点主義時代(10年以上前)のトヨタの大衆車のシートとの相性が悪く、しょっちゅう腰痛に悩まされていました。

特に相性が最悪なのが、ホンダ車のシートです。ホンダの大衆車で腰痛にならない車は自分はありません。スバル車もいまひとつ駄目で、(それでも一応はスバリスト)レカロシートにしましたが、サスペンションも変えた為、あまりにもスポーティーすぎて(これはやりすぎってやつです)すぐ元に戻したりもしました(笑)一応、すべての動機は腰痛のためと言っても過言ではありません。

その為に、プジョーを購入し、会社の一部の人間からひんしゅくを買いながらも仕事で使ってました(^^;)フランス車のシートはシトロエンもそうですが、とにかく最高です!長距離でもほとんど腰痛にならなかった。サスペンションもスポーティーなのに腰に優しくしなやかで路面に吸い付く「猫足」というやつで、素晴らしい!運転してても楽しかったし、ピアノと同じで国産では絶対に出せない歴史あるヨーロッパ(フランス)の「味」があった。

現在はトヨタの大衆車なのですが、シートは素晴らしく、腰痛になっても逆に矯正してくれ治ってしまうほど相性がいい。これだけシート、つまり土台、ピアノで言えば椅子にあたる重要なものをなぜ今までおろそかにしていたのか?それは近年ほとんどピアノを練習していなかったこともあるかと思います。

信頼性は世界最高峰の現在の愛車ですが、運転しても最高につまらないです。「さあ、ドライブにでも行こうか」という気分にも全くならない。「走る喜び」と言うか、官能の部分が見事に欠けております。いくらシートが良くても、エンジン、ボディ剛性、足回り、ハンドリング、加速、ブレーキなど総合的なバランスや、メーカー、車のコンセプト(設計)次第で変わってくるいうことなのでしょう。

さて、ピアノの練習が楽しくもなりうる「あがき椅子」なのですが、椅子がまたしても出張中で、現在弾く事が出来ません(泣)そして練習も2日していません。わけもなく不安です^^。明日も仕事が超ハードだし、物理的にも練習が出来ませんが、10人規模の歌の会で、椅子を持ち込みますので、いろんな方々の感想を聞けるかもしれないので、楽しみです。

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